『シンドバッド7回目の航海 』サイクロプス フィギュア
レイ・ハリーハウゼン X–PLUS 全高約28cm
シンドバッドが海図にはない謎の島で戦った一つ目の巨人、サイクロプス。
映画のタイトルが『エイリアンドローム』だから、見出しのフィギュアはエイリアンかプレデターを選ぼうかと安直に考えていた。
ところが、映画『エイリアンドローム』は、エイリアンとサイクロプスの一期一会、
「もう誰にも見せるチャンスなどない」と持主(館主)に思われていたサイクロプスを披露できる絶好の機会となった。
『エイリアンドローム』というタイトル(邦題)を受けとったからには、視聴する前に当然『ビデオドローム』の復習が欠かせない。
映画『ビデオドローム』(1983)
/監督 デヴィッド・クローネンバーグ
「現実など認識の問題でしかないのだ」
映像による現実認識。
ソファーに座って眺めているだけで体験できる、動く世界。
「あなたは今までとはちがう。ビデオ人間よ!」
ビデオ人間って、何なんだ!?
「あっ、入っちゃった!ビデオ人間って、これか?
教えてくれ!貞子!」
「あっ、入っちゃった!ビデオ人間って、これか?
教えてくれ!エイドリアン!」
「あなたの肉体は変わったわ。でもまだ完全ではない。完全に変わるの」
いや、もう十分にとんでもなく変わった肉体だと思うぞ!
「ビデオドロームに死を。新人間よ永遠なれ」
館主は繁華街を歩くのが大嫌いで、不快なあまり「自分の周りはゲームの世界だ」と思って歩いてみたり、
見えている人も物も「そう見えていると思っているのは自分だけ」、と考えてみたり、新橋駅から館まで、歩いてたった2、3分の距離なのに日々苦労している。
人が皆、歩きながら映像を眺めている現在。それがビデオドローム。
なるべく『エイリアンドローム』とは何なのか?を予測しながらの『ビデオドローム』であったが、如何せん『ビデオドローム』は1983年の映画であり、
1981年の『エイリアンドローム』を視聴するためには、もう少し時代を遡る必要がありそうだ。
映画『ラビッド』(1977)
/監督 デヴィッド・クローネンバーグ
白い防護服と黒いゴミ袋は、緊急事態の証し。
緊急事態の予兆を決して見逃すな!!
主役の彼女は、シェリー・ムーン・ゾンビ(ロブ・ゾンビの奥さん)に似ています。(館主の主観です)
バイク事故で重症を負った彼女に、腹部への皮膚移植手術が行われた。
すると、彼女の腋の下に「口」が出現!
彼女は次々と人間を襲って「口」で生き血を吸い、吸われた人間は唾液から寄生体に感染する。
顕微鏡サイズの寄生体が人体に侵入し、人の生き血を吸う新たな生命体へと変化する。
この寄生体と同じく、エイリアンも人間の目に見えるサイズとは限らない。
映画『シーバース』(1975)
/監督 デヴィッド・クローネンバーグ
都会の喧騒からほんの少しだけ離れたスターライナー島。海に浮かぶ夢の居住地。
まるで「ゾンビ」が集まるショッピングモールのように、静かで穏やかな日常生活に必要な条件のすべてが揃っているスターライナー・タワー。
「お腹に何かが!?」
居住者たちの間で、次から次へと口移しで謎の寄生体が蔓延していく。
寄生された人間は、誰彼見境なく欲情し、欲望のままに次々と人に襲いかかる!
『ヒドゥン!?』(1987)
️
『 フェイスハガー!?』(『エイリアン』シリーズ)
『死霊のえじき!?』(1985)
寄生体を受け入れ「エロのえじき」になり色情狂となるか、逃げ回って“まとも”でいるか、あなたならどうする? 喩えてエロゾンビ世界!
この世界では、「生命力=エロ」を称えているわけであり、ゾンビとは、理性により去勢された人間のほうなのだ。
エイリアンにも、可愛いJKあるいはエロい美魔女がいるかもしれないぞ!
ウォーミングアップはもう充分だ。これ以上やったら本番前に疲れてしまう。
そうだ、ここまではあくまで『エイリアンドローム』のための準備体操1・2・3だったのだ!
映画『エイリアンドローム』(1981)
監督『スタークラッシュ』(1978)のルイジ・コッツィ/
主演『サンゲリア』(1979)のイアン・マカロック
音楽は ゴブリンです(笑)。
『エイリアンドローム』は邦題で、原題は『エイリアン・コンタミネーション』。
Contaminationの意味は「汚染」で、「一方の環境からもう一方に、本来混入するべきではない物質が混入した場合」に使われることが多いらしい。
『エイリアンドローム』は、内容を鑑みた素晴らしいセンスの邦題だ。
やっと会えたね、「エイリアン・サイクロプス」。
火星から地球へもちこまれた一つ目の「エイリアン・サイクロプス」である「彼」が、卵を産む。
卵が割れると卵液が飛び散り、卵液を被った人間の肉体は爆発する!
やったぞ! とうとうクローネンバーグに並んだ!(1981『スキャナーズ』)
この危険な卵が大量に、コーヒー会社の船荷として、
コロンビアからニューヨークへと運ばれていた!
すごいぞ!
『エイリアンドローム』は『ボディ・スナッチャー』(1956)の続編か?
謎の研究所の周りに生い茂る南国の木々の根元で、
大量のエイリアン・サイクロプスの卵が育てられている。
館主は植物にうといのだが、バナナの木の下にヤシの実(のような卵)がたくさん置いてあるように見える。
ヤシの木 バナナの木
南国の木を画像で調べていて、ヤシの木は「まぁ、こんな感じかな」と思ったが、
バナナの木には思わず「うゎ、グロい!」と言ってしまった。
ごめんなさい、バナナ。『ゲゲゲの鬼太郎』読もうかな。
衝撃の一ページ「目」。
燃えサントラ&泣きロック酒場
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ヘヴィメタルを含むロックなどを軽く流しております
館主 いとう がお待ちしております