ミシュラン「ビバンダム カミオン」(Michelin BIB)
Chopper ミシュランビブ Lサイズ:約 H42×W26cm
窓辺で優雅に寛ぐミシュランマン。
館主は今、長ネギの水耕栽培に夢中。
買ってきた長ネギを切る時、根元を数センチ残し、上部をカットしたペットボトルに適量の水を入れてネギを挿す。
緑の部分が伸びてきたら白い部分の生育を狙って、牛乳パックを適当な丈にカットしてペットボトルごと中に入れる。
この方法で日光が遮断されて白い部分が形成されるのか、まだわからない。
やはり、黒いものでしっかりと覆うべきなのか。
ネギの間にいるミシュランマン、ビブくんの商品説明には、
「お部屋のインテリアやコレクションにはもちろん、
自転車やバイクのハンドルやルーフキャリア等に付けてもおしゃれです」
とある。
長ネギの水耕栽培によって、お部屋のおしゃれは実現できた。
しかし、42cmもあるミシュランマンを自転車のハンドルに付けて乗り回す勇気はまだ出ない。
館に遊びに来たビブくん おや、誰かいるね?
“ビバンダム” は、ラテン語で「さあ、飲もう!」を意味する“Nunc est bibendum”からで、
“カミオン” は、フランス語で “トラック”。 てことは、
「さあ、飲もう! トラック!」
その名も「ビバンダム トラック」は、トラックドライバーがお守りとしてトラックの天井や、ミラーステーに飾ったりするそうだ。
フランス以外の国では「ミシュランマン」として世界中で大人気だが、“ビブ” という愛称も、本場フランスだけはでなく広く親しまれている。
1898年生まれのミシュランマン、愛称ビブ。125才。
激動の125年間、時代の変遷とともに、様々な形で人々に愛され続けている。
『Michelin Man: 100 Years of Bibendum 』 英語版
1998年/Olivier Darmon 著
英文はわからないが、わからないなりに楽しめる。歌詞がわからなくても音は楽しめるのと同じ。
ミシュランマンが白いのは、誕生当時は上流階級の人しか車を持てない時代で、高級品であったタイヤは白い布や紙で包まれていたため、だそうだ。
「白い」といえば、館主がつい最近まで知らなかった有名な製品がある。
日立の全自動洗濯機 『白い約束』
『白い、約束!』
洗濯機がこんなに真面目に汚れ落ちに取り組んでくれているとは。
トラック野郎でもなく、ミシュランガイドの星にも縁がない、そのうえ全自動洗濯機の名前も知らない、
そんな館主が、何ゆえに42cmもあるプラスチック製の人形を買い、読めもしないのに英語版のハードカバーをめくっているのか。
その理由とは、この場面で、どうしても気になってしまう存在だったからだ。
フィンランド映画 『愛しのタチアナ』
1994年 アキ・カウリスマキ監督
ロックかぶれの自動車修理業レイノと、実家で母親のミシン仕事を手伝うヴァルト。
奥手で不器用な中年男2人組が、バーで出会った外国人女性2人組を港まで車で送り届ける道中を描いたロードムービー。
レイノ役のマッティ・ペロンパーは、同じくアキ・カウリスマキ監督の『レニングラード・カウボーイズ・ゴー・アメリカ」(1989年)で、シベリアのツンドラ荒野で活動する風変わりなロックバンド「レニングラード・カウボーイズ」を、金も当てもなくアメリカ地方巡業の旅に引きずり回す姑息なマネージャー役を好演した。
引きずり回され役を演じるのは、フィンランドの実在バンド「スリーピー・スリーパーズ」。この映画を機にバンド名を『レニングラード・カウボーイズ』と改めて活動し大注目された。
まさに注目👀をしてしまうのは、この出立ち。
このペンギンリーゼントとペンギンブーツが視界に入ってしまったら、スルースキルの発動はもう不可能。
このペンギン野郎どもが、ロシア民謡、ポルカ、タンゴ、フラメンコからロックンロールまで、世界中の音楽を何でもかんでも演奏し始めるのだから、誰もが自然と笑顔になる。
羽ばたけ、フィンランドのペンギン野郎ども!
燃えサントラ&泣きロック酒場
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ヘヴィメタルを含むロックなどを軽く流しております
館主 いとう がお待ちしております