新橋人形の館 館主の日記

燃えサントラ&泣きロック酒場 BAR 新橋人形の館 館主の日記です。

プロレスと干し納豆は、愛は愛で愛だ!

立ち入った質問ですが、皆さん、最近「愛」は足りていますか?

最近「愛」が足りないと感じている方へオススメ!

タイガーマスクが、ジュニアヘビーの”爆弾小僧” ダイナマイト・キッドらしきレスラーに、得意技の「ローリング・ソバット(飛んで旋回する後ろ蹴り)」をかまして表紙を飾る、この一冊の本の干し納豆。

 

    f:id:ningyounoyakata:20200720012820j:plain  f:id:ningyounoyakata:20200720012844j:plain

  アカツキ著「味のプロレス」オールスター編、右は館主自作の干し納豆

 

『最近「愛」が足りないと感じている方におすすめ。愛しかないプロレス4コマ最新刊!!』

挫けそうな毎日、館主は欠かさずこの帯を眺めている。

ありがとう、「愛」。

ありがとう、干し納豆。

夜越しの部屋は納豆臭い。でも美味しい。

納豆に片栗粉と塩をまぶし、ベランダで2日ほど天日で干して、出来上がり。

 

華麗なローリング・ソバットをかまして「味のプロレス オールスター編」の表紙を飾る、タイガーマスクの得意技の一つ「サマーソルトドロップ」は、「夏・塩・飴」のSummer Salt ではなく、スペルは Somersault、「とんぼ返り、宙返り」という意味。倒れた相手に対し、その場で前方宙返りをして、自らの背面を浴びせかける、”魅せ技”の一つ。

別名サンセット・フリップ、「マイティ井上の代名詞」とも言われ、技自体が「マイティ井上」と呼ばれることもある。シリーズ既刊の 味のプロレス 王道編 65ページ「マイティーーッ」の4コマでは、マイティ井上が「マイティ井上」を披露している。

 f:id:ningyounoyakata:20200720012909j:plain f:id:ningyounoyakata:20200720012931j:plain f:id:ningyounoyakata:20200720012953j:plain

左はマイティ井上サマーソルトドロップ、受けているのは大木金太郎だろうか。

中央はタイガーの同技、何をやっても上手い。。。

右はマイティ井上による「マイティ井上」。技に入る前のこの”助走”、技一つから「愛」を感じることができる4コマ。

 

一方、「愛」が足りない!と感じている方へ、この男はこう返してきた。

 

        f:id:ningyounoyakata:20200720013009j:plain

歌手 田原俊彦 59才、通算76枚目の新曲のタイトルは「愛は愛で愛だ!」

L・O・V・E ラブ。何かを通り越して、感動すら覚える。

この男しかできない、流石の愛の表現である。

 

新橋人形の館 館主の占い

【本日の占い】

マイティ井上さん 71才 元プロレスラー、元レフェリー、元ムード歌謡歌手

    f:id:ningyounoyakata:20200720013030j:plain f:id:ningyounoyakata:20200720013053j:plain

抜群に頭脳、性格ともにキレるタイプ。頭がキレて策略家。他人にキレて毒舌家。

せっかちでケンカっ早く、弁が立ち過ぎるため、目上の人間とトラブルを起こしがちである。敵・味方を嗅ぎ分ける嗅覚は卓越しており、”味方”には非常に人気を得て信頼されるが、”敵”に対しては徹底的に攻撃し潰そうとする傾向がある。

名より実をとる、頑固で地味な野心家。見た目の生き方は器用ではないが、自分のスタイルを貫くことができる。

組織内ではその気難しさから上手く立ち回れず埋もれてしまうため、サラリーマンでは成功しない。

社会性に欠ける不良少年のような性格を持っているが、マイティ井上さんは決して社会に背を向けず、自分の力を解き放てるプロレスの道に自分を丸ごと投げ入れる人生を選んだ、偉大な人物だ。

マイティ井上さんに幸運を!

 

新橋人形の館 ホームページはこちら 

yakata-ningyou.webnode.jp

 

 

 

 

 

 

 

ビヘーモスかと思ったら、ベヒーモスだった件

新橋の雑居ビルの地下にある当館は、お客さんが非常に入りにくい異臭を放っている。勇気を出して入ったら入ったで、当館内は非常に狭い。
狭いのに、非常に物が多い。そして、ソファーがボロボロである。
このボロソファーの座り心地は、最悪である。重量オーバーのお客さんの"尻圧"(ケツアツ)で、ソファーのスプリングが爆破されて以来、座ると尻がズッポリ沈むようになったのだ。
 
そこで、館主は考えた。
「そうだ、座布団を敷いて、本来の位置まで皆んなの尻を持ち上げよう!」
間違っても、決してここでソファーの買い替えなどしてはならない。
そして、3枚の座布団を購入した。3枚の座布団にプリントされた3つの単語、それは「EXODUS」「RANCID」「SLAYER」。

f:id:ningyounoyakata:20200124041220j:plainf:id:ningyounoyakata:20200124041241j:plainf:id:ningyounoyakata:20200124041256j:plain

この3枚の座布団を、あれこれ、いそいそ、じんぐりに置き換え、定位置を決めて改めて感じた。また一つ、大人の階段を下りてしまったと。(52歳・㊛)

当館は新橋にあるが、館主の家は徒歩や自転車で帰れる距離にはない。ほぼ毎日、このボロソファーでゆっくり休憩してから、早朝に電車で帰宅する。

つまり、誰よりもこの3枚の座布団を必要としていたのは、館主本人だったのである。

ソファーに寝ると、ちょうど尻の重みで腰が折れる形でソファーが沈むので、その辺りにSLAYERを置き、枕の代わりにRANCIDを置く。

EXODUSは、汚すのがもったいないので、尻の下にも顔の下にも敷かないで、ただ眺める。

      f:id:ningyounoyakata:20200124041312j:plain

     EXODUS「Bonded by Blood」

1980年に結成されたエクソダス(EXODUS)は、カリフォルニア州 サンフランシスコ・ベイエリア産のスラッシュメタル、「ベイエリア・スラッシュ」を代表するバンド。「メタリカ」のカーク・ハメットが在籍していたことでも知られている。

エクソダスの独特なリフのカッティングはベイエリア・クランチと呼ばれ、スラッシュメタルバンドはもとより、デスメタルバンドにも大きな影響を与えた。

同じくサンフランシスコ・ベイエリア出身の「テスタメント」「フォビドゥン」といったスラッシュメタルバンドはいずれもベイエリア・クランチを特徴としており、ともにベイエリア・スラッシュと呼ばれている。

 

ランシド(RANCID)もまた、1991年にサンフランシスコ・ベイエリア内、イースト・ベイで結成されたパンクロック・バンド。

      f:id:ningyounoyakata:20200124041329j:plain

 RANCID「…And Out Come The Wolves」

1995年、それまでレコーディングに1週間以上費やしたことがなかった彼らが、1ヶ月以上をかけて制作した3rdアルバム「…アンド・アウト・カム・ウルヴズ」をリリース。シングルカット「タイム・ボム Time Bomb」が大ヒット、各国でゴールドディスクを獲得した。

 

さて、人は誰でも立ち仕事で疲れると、むくんだ足を少し高くして寝たくなるものだ。ソファーの上で頭・腰・足、3枚の座布団に上から下まで全身を乗せて、愛用の"人型寝袋に包まれてぬくぬくできたら、どんなに寝心地が良いことだろう。

  f:id:ningyounoyakata:20200124041420j:plain f:id:ningyounoyakata:20200124041406j:plain

   人型寝袋は人型なので、そのまま歩ける。

 

EXODUSは畏れ多くて身体の下には敷けないので、惜しげなくこの尻で敷き潰すことができる座布団が、もう1枚、どうしても必要である。

夜中の館内で一人、人型寝袋を着用し、この高慢な尻に敷かれるに相応しい座布団を選びを始める。やはり、メタルかパンクかホラー映画のキャラクターか、と選択肢を絞っていく。

すると、あるバンド名らしきものに目が留まった。「BEHEMOTH」。

      f:id:ningyounoyakata:20200124041436j:plain

    BEHEMOTH 「THE SATANIST」

これ、確かブラックメタルのバンド名だったよな。しかし、果たして世界で何人が買うことを想定して作ったのだろう、この"ビヘーモス"の座布団。

兎にも角にも"ビヘーモス"が、私の記憶どおりにブラックメタルのバンドかどうか、先ずは確認せねばならない。

 

  f:id:ningyounoyakata:20200124060932j:plain

BEHEMOTH(ベヒーモス)は、ポーランド出身のブラックメタルバンド。

同じくポーランド出身の「ヴェイダー」「ヘイト」らと並び、エクストリーム・メタルシーンの確立に貢献した。音楽性は当初のブラックメタルから、近年はデスメタルのスタイルに接近している。

 

やった!よかった!やっぱりブラックメタルのバンド名だった!と、ホッと胸を撫で下ろす。

ガッツポーズもした。

そして知った。「BEHEMOTH」はビヘーモスではなく、ベヒーモスなのだと。

 

  新橋人形の館 ホームページはこちら

yakata-ningyou.webnode.jp

ゾンビとサメは、メタル愛好家である。

動物と音楽に関する「ザ・マイス・フー・シング・フォー・セックス:アンド・アザー・ウィアド・テイルズ・フロム・ザ・ワールド・オブ・サイレンス」という、カタカナで書くとやたらと長いタイトルの文献によれば、サメはヘヴィメタルやハードロックを好んで聞くそうだ。

サメに耳はないが、サメは身体の受容体により振動を「聞く」ことができ、ヘヴィメタルの低音の振動の波に惹きつけられるらしい。  

   f:id:ningyounoyakata:20191231095912j:plain

オーストラリアのサメツアーのオペレーターであるマット・ウェラー氏は、水中スピーカーでデスメタルを流すとホホジロザメをおびき寄せることができ、曲を流すとサメがボートに向かって泳いでくることに気づいた。

そして、ホホジロザメは、特に地元オーストラリアのハードロック・バンドであるAC/DCの「You Shook Me All Night Long」や「If You Want Blood (You Got It)」が大好きで、曲が流れているとサメたちがとても穏やかな様子で、サメの行動がいつもより好奇心に満ちた感じになって、まったく攻撃的でなくなると言っている。   

    f:id:ningyounoyakata:20191231095928j:plain

しかし、「オーストラリアの海域以外に生息するサメにもAC/DCの曲が有効であるのか」。

と、この件に関して、僭越ながらロックバーの一種である(サブカル部門とも謂われる) 新橋人形の館 館主である私が持っているこの疑問の解決については、スピルバーグ監督の映画「ジョーズ」(1975年)で、アメリ東海岸アミティの海に突如出現した巨大人喰いザメを相手に、地元漁師の船オルカ号に乗って死闘を繰り広げたロイ・シャイダー(警察署長)、ロバート・ショウ(オルカ号船長)、リチャード・ドレイファス海洋学者)の3人のうち、現在唯一故人ではないリチャード・ドレイファスにお任せしたいと思う。

f:id:ningyounoyakata:20191231095943j:plain  f:id:ningyounoyakata:20191231100003j:plain

   このシーンを再現したフィギュアは館主のお気に入り。

一方、もはや生物でも動物でもない存在だとは思うが、ゾンビもまた、ロックを流すと音楽に惹きつけられることに気づいたのが、映画「悪魔の毒々パーティ」(DANCE OF THE DEAD /2008年)で、大勢のゾンビ・オーディエンスを相手に演奏しまくったガレージ・パンク・ロックバンド、”クォーター・パンクス“のメンバーであるハイスクールの男子生徒3人だ。 

f:id:ningyounoyakata:20191231100021j:plain f:id:ningyounoyakata:20191231100351j:plain

彼らは校内でのバンドオーディションに落選したため、プロムの夜、パーティでダンスを楽しむ全校生徒の前で演奏することは叶わなかった。

しかし、彼らは「俺たちクォーター・パンクスが演奏できないプロムなんて誰が行くもんか、糞食らえ!」とヘソを曲げ、イカした女子チアリーダーのお誘いも袖にして、プロムのパーティには参加せず、男子3人でガレージ・ロックすることを選んだ(大好きだ、そういう純粋バカ)。

本作の劇中、彼らは図らずも演奏していたロックの音によって、練習場所のガレージに大勢のゾンビを呼び寄せてしまったのだが、集まったゾンビ達は彼らのロックに聞き惚れて、ゆらりゆらりと音に合わせてその身を揺らし、演奏中には噛みつきも喰い千切りもしないことに気づいた。

クォーター・パンクスの3人は、何と救出部隊が到着するまで5時間も、ぶっ通しで演奏しまくることでゾンビに食われることなく、無事ガレージを脱出できたのだ。

f:id:ningyounoyakata:20191231100404j:plain  f:id:ningyounoyakata:20191231100420j:plain

そしてガレージから脱出してプロムの会場へ向かった彼らは、叶わぬ夢であったプロムのステージに立ち、プロムのパーティに参加して噛んだり噛まれたりの仲になってしまった大勢のゾンビ・カップルに恋のチークダンスを踊らせることに成功し、ゾンビという聴衆に感謝したのだ。

f:id:ningyounoyakata:20191231100510j:plain f:id:ningyounoyakata:20191231100540j:plain

   「ゾンビのみんな、ありがとうよっ!」

以上のことから、ゾンビとサメには深い因縁があると言える。

その因縁に己の本能だけで気づいて、もはや伝説となったゾンビ対サメの海底対決シーンを撮ったのが、映画「サンゲリア」(ZOMBIES 2 /1979年)の監督 ルチオ・フルチだ。

f:id:ningyounoyakata:20191231100556j:plain  f:id:ningyounoyakata:20191231100610j:plain

このゾンビVSサメの海底対決の只中で、海中スピーカーからAC/DCの「You Shook Me All Night Long」を流せば、ゾンビもサメも両者共に闘争心を失い、さらに、クォーター・パンクスのガレージ・ロックを流せば両者は抱き合って踊りだしてしまう可能性もあるのではないか、と大晦日にコタツでミカン、片手で鼻ほじりながら気づいたのは、いかにも私、新橋人形の館 館主 いとう である。

f:id:ningyounoyakata:20191231100644j:plain

 

新橋人形の館 ホームページはこちら

yakata-ningyou.webnode.jp

 

 

 

千に一丁の銃「ウィンチェスター銃 ′73」

「スー族がカスター部隊を全滅させた。スー族は賢い。スプリングフィールドが単発だと知っていた。再装填する間を与えずに、第2波さ。」

      f:id:ningyounoyakata:20191129031546j:plain

エスタン映画「ウィンチェスター銃’73」(1950年 アンソニー・マン監督)は、”千に一丁の銃”と呼ばれる名銃ウィンチェスターを我が手にしようと、その行方を追いかけ、闘う男達の愛憎劇。

劇中では、父親を殺して家を出た兄を追い続けている弟(ジェームズ・スチュワート)が、賞品に名銃ウィンチェスターを懸けた射撃大会に出場し、偶然兄と再会、射撃で勝利したものの、賞品のウィンチェスターを兄に強奪され、再び逃げられてしまう。

追いかけっこの旅の途中、たまたま其処にいた其奴が身に着けているウィンチェスターを巡り、あの手この手で其れを奪い去って行くという、持ち主リレーを繰り広げる。

f:id:ningyounoyakata:20191129031603j:plain f:id:ningyounoyakata:20191129031617j:plain

スプリングフィールド1800年代初頭に軍用に開発された単発銃であり、後に誕生したレバー・アクションであるウィンチェスターは、12~17発もの弾を弾倉に込めることができる連発銃である。

f:id:ningyounoyakata:20191129031647j:plainf:id:ningyounoyakata:20191129031703j:plain

銃撃戦で追い詰められ形勢不利になった場合、チャンスは相手のライフルが空になり一発ずつ弾を込めているその時間、その隙だ。そして片やその隙に相手にチャンスを与えぬよう、ひたすら弾を込め続ける。この緊張感が、本作の山場である兄弟対決のシーンを盛り上げる醍醐味となっている。

ウィンチェスターⅯ73は、フィンガー・レバーを倒すことによって弾薬を薬室に押し込むレバー・アクション・ライフルで、ウィンチェスターⅯ1866通称イエローボーイに次いで、1873年に開発された。

レバー・アクション・ライフルとしては、スミス&ウェッソンが1860年に開発したヘンリー・ライフルが先輩格で、この映画の劇中でもインディアン部族による襲撃への応戦シーンで、ヘンリー・ライフルがウィンチェスターに対抗する存在である事を匂わせる台詞のやりとりがある。

     f:id:ningyounoyakata:20191129031633j:plain

しばしば白人と戦い、1876年にカスター将軍の部隊を全滅させたことで知られるインディアン部族、スー族はその戦いでウィンチェスターを使用した。

ラコタ・スー族の勇猛果敢な戦士として歴史に名を残しているクレイジー・ホースもこのウィンチェスターを手にしたのだろう。

スー族がカスター将軍の部隊を倒した名誉ある銃を我が手に!と、本作の劇中でたまたま白人が身に着けていたウィンチェスターを命もろとも奪い去るインディアン部族の心理は当然なのかもしれない。

最後にこの銃の持ち主になる、持ち主に足る者は誰なのか、この名銃ウィンチェスターを身に着けるのに相応しいのは誰なのか。

主演のジェームズ・スチュワートは「めまい」「裏窓」など、ヒッチコック映画の常連という印象が強いが、ジョン・ウェインと共演した「リバティ・バランスを射った男」、レイア姫キャリー・フィッシャー)の母デビー・レイノルズと共演した「西部開拓史」、本作「ウィンチェスター銃’73」の監督アンソニー・マンとのコンビで撮った「怒りの河」「ララミーから来た男」等、西部劇にも多く名を連ねている。

西部劇のヒーローでありながら、顔立ちも体格も決して屈強ではなく、眉間に皺を寄せた無敵の一匹オオカミではない、それがジェームズ・スチュワートの無類の非凡さ、カッコ良さだ。

       f:id:ningyounoyakata:20191129031726j:plain

「めまい」(Vertigo)といえば、ソール・バスがデザインしたこのポスター。

ロックバンドU2のヒット曲「Vertigo」も収録されているCD、Official music videoの映像もまた、グルグルしたこんな感じだ。

 f:id:ningyounoyakata:20191129031737j:plain f:id:ningyounoyakata:20191129031751j:plain

12月4日(水)、5日(木)、さいたまスーパーアリーナでの来日公演が迫っている。

 

 新橋人形の館ホームページはこちら

yakata-ningyou.webnode.jp

 

 

 

愛と涙とプロレスと

4コマ漫画「味のプロレス」を読んでいたら「いい人だ」と思ったので、天龍のフィギュアを買う。

天龍源一郎大絶賛!アカツキ著「味のプロレス」王道編)

 

         f:id:ningyounoyakata:20191105032647j:plain      f:id:ningyounoyakata:20191105032711j:plain

6頁 太っ腹な天龍、29頁 おごった天龍、35頁 突っ込んだ天龍 では、人に愛を持って、惜しみなく大金をバンバン使う天龍の姿が、

46頁 潰した天龍、48頁 娘の彼氏 では、アイスペールで豪快に酒を飲み交わし、愛を持って人をバンバン潰していく天龍の姿が、

58頁 触らせた天龍、128頁 天龍イズム、148頁  天龍引退 では、愛を持って支えてくれたプロレスファンと妻に名言を吐く天龍の姿が、

アカツキ氏の愛を持って微笑ましく描かれている。

 

天龍フィギュアを物色していると、長い文字列が邪魔をした。

   WWE CLASSIC SUPERSTARS JIM "THE ANVIL” NEIDHART AND

   bRET "HIT MAN”HART ACTION FIGURES

         f:id:ningyounoyakata:20191105032735j:plain       f:id:ningyounoyakata:20191105032755j:plain

ジム ”ジ・アンヴィル” ナイドハートは、アメリカ合衆国フロリダ州タンパ出身のプロレスラー。

1980年代半ばから1990年代にかけて、WWFを主戦場に、ブレット・ハートを中心に活躍したタッグチーム・ユニット、 ″ハート・ファウンデーション”などで活躍した。

2018年、アルツハイマー病の発作による転倒により、63歳の若さで死去。

2019年、ブレット・ハートとの "オリジナル“ ハート・ファウンデーションとしてWWE殿堂に迎えられた。

プロレスラーという人生に、泣けてくる。

 

ANVILという字面から、館主が思い浮かべたのはこちらの「アンヴィル」。

     f:id:ningyounoyakata:20191105032810j:plain

アンヴィル(ANVIL)は、カナダ出身のヘヴィメタル・バンド。

ティーブ・クドローとロブ・ライナーが1978年に結成し、30年以上にわたり活動を続けている。

このポスターにあるように、まもなく来日ツアーが始まる。

  yakata-ningyou.webnode.jp

新橋人形の館ホームページはこちら

 

バットマンは座れない、ロビン君は席を譲らない

 このバットマンは可動式ではなく関節が曲がらないため、

 自分の車であるにも関わらず、バットモービルに乗ることができない。

f:id:ningyounoyakata:20191104175839j:plain

立ったまま乗れないバットマン

 逆に、既に乗車した状態のロビン君は、車のシートとピタリとくっ付いて

 一体化しているので、車から降りられず、シートからどかない。

f:id:ningyounoyakata:20191104181042j:plain

座ったまま降りられないロビン君

 そしてこれを買った私、館主自身もこの車に乗ることはできない。

 関節は曲がるが、館主の体がデカ過ぎる。

(車体の全長は約21㎝、館主の身長は約159㎝)

 

 館主の買い物は一つでは終わらない。必要もないのにさらに物色する。

 気になる、この英国ビスケットのような角の取れた全身直方体。

         f:id:ningyounoyakata:20191104192939j:plain    f:id:ningyounoyakata:20191104193104j:plain

        全身直方体のバットマンバス男

 いつまでこんな無駄な買い物を続けるのか。もうやめたほうがいい。

 間違ってもエコではない。

 驚いたことに、この英国ビスケットシリーズにはバス男まであった。

 というより、映画「バス男」がフィギュアになっていることに驚く。

 そんなに人気があったのか、バス男ことナポレオン・ダイナマイト

 館主はDVD持ってるぞ、愛があるからな。

 しかも残念な邦題付いちゃった「バス男」の方をな。

  

      f:id:ningyounoyakata:20191104194440j:plain   f:id:ningyounoyakata:20191104194504j:plain

 あまりにひどい邦題として話題になった2004年発売時の「バス男」。

 2013年リニューアル時に改題されて「ナポレオン・ダイナマイト」に。

 アイダホに住むオタク高校生ナポレオン・ダイナマイトの日常を描いた

 学園コメディ。

 

 今回買ったバットマンはどちらもタイツ姿で、1966年のTVシリーズ。

       f:id:ningyounoyakata:20191104200323j:plain

 何話か観てみようとファーストシーズンのタイトルを眺めていたら、

 ピタリと目が留まった。

 第25話「煙突のぼりはつらかろう 前編」

 第26話「煙突のぼりはつらかろう 後編」

 これは、是非とも一緒に煙突のぼりをせねばな。

 

新橋人形の館ホームページはこちら

yakata-ningyou.webnode.jp