妖怪を操り、音楽業界に進出した男!!
『故・水木しげる氏が妖怪を操り、音楽業界に進出!』
世界妖怪協会を設立、会長を務めていた漫画家、故・水木しげるは、生前、妖怪である目玉オヤジを
世界各地のロックスターに憑依させ、ロック界への妖怪進出を果たしていた。
名前が難しくて何度聞いても覚えられないバンド、アインシュテュルツェンデ・ノイバウテン。
ノイバウテンは、1980年に西ベルリンで結成された、ノイズ・インダストリアル・ミュージックの代表格である。
ノイバウテンの象徴となっている、この”一つ目人間”は、水木しげるの「ゲゲゲの鬼太郎」の目玉オヤジでは
なく、メキシコのトルテカ文明の遺跡の洞窟に描かれた壁画の引用とされている。
しかしながら、
館主が所有する水木しげるの妖怪図鑑と、トルテカ文明の壁画は、同じくらい価値があるものであり、
水木しげる氏の関与は決して否定できない。
ノイバウテンのトレードマーク”目玉オヤジ”は、1976年に南カリフォルニアで結成されたハードコア・パンク
のブラック・フラッグ、そして解散後結成されたオルタナティブ・メタルのロリンズ・バンドのボーカリスト、
ヘンリー・ロリンズの腕に刺青されている。
また、ジョン・スペンサー・ブルース・エクスプローションのジョン・スペンサーが所属していたジャンク・バンド、
プッシー・ガロアのシンボルマークに、ローリング・ストーンズの唇マークと合体して使われた。
(プッシー・ガロアというバンド名は、映画「007 ゴールドフィンガー」に登場する女性パイロットの名から)
こうして、じわじわと知らず知らずのうちに、水木しげるが操る目玉オヤジによって、音楽業界をはじめ
とする妖怪世界進出が始まっていたのである。
また故人となった現在も、水木しげる氏は妖怪を介してその活動を続けている、と見られている。
もらったのはいいが、マンゴーかパパイヤか、ましてやどうやって切って食べるのか、
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