新橋人形の館 館主の日記

燃えサントラ&泣きロック酒場 BAR 新橋人形の館 館主の日記です。

館主は丑三つ時に館ものホラーを観る

      館主は丑三つ時に"館ものホラー"を観る
     チェンジリング」 (1979年カナダ) → アンジェリーナ・ジョリーのやつではありません!

      メニュー画面に古い屋敷の見取り図、
      「エクソシスト」の天才的オープニングを彷彿とさせる紅いタイトル文字、
      この頃はロマンス・グレーの長髪だっ!渋いっ!ジョージ・C・スコット登場。
      もうこの時点で「わたしはイケル!」と歓喜した。
      このような品位ある"館ものホラー"を久々に観た。観たかった。
      今後は「好きな俳優さんは?」と訊かれたら、リチャード・ハリス、ドナルド・サ   
      ザーランド、そしてジョージ・C・スコットと答えよう。

      わたしがホラー映画に求めるものは、品位、格調の高さ。
      エロやグロじゃない、ムードである。
      館ものホラーには、"お紅茶をいただく気位の高さ"が欲しい。
      ビクトリア朝ゴシック様式の大階段のある、古い屋敷。
      暖炉のある大広間、いわくありげなグランドピアノ、ウイスキーとグラスの並ぶ
      バーカウンター。
      「んも~たまらん!わたしも一緒に飲んじゃう!」こうしてわたしは酒を覚えた。

      ジョージ・C・スコット演じる人気作曲家は、事故で妻と幼い娘を亡くし、傷心の 
      ままこの屋敷に越してくる。
      越して来て早々、まだまだ悲しみから立ち直れないというのに、ジョージ・C・ス
      コットは毎朝6時、屋敷中にけたたましく鳴り響く轟音に寝起きを襲われる。
      そして「この屋敷には何かあるっ!」から引越すのではなく、勇敢にもその忌わし
      い過去を暴くのである。

      どこかありがちなお膳立て。ちゃんと霊媒もします。井戸も掘っちゃいます。
      丑三つ時に、酒がすすみます!最高です。


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                                                   川に捨てても家に帰ってきちゃう恐怖のボール

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