時計じかけのオレンジ 「The Milk Bar」ポスター
映画『時計じかけのオレンジ』 (1971年)
/ 原作 アンソニー・パージェス(1962年)
『時計仕掛けのりんご』(1970年)という類似タイトルに釣られて、うっかり読んでしまった手塚治虫の漫画。
クーデターにより封鎖された地方都市。四方は山、気流の乱れで小型機も飛べない地形。この非常事態を外部の人間に伝えてくれたのは、封鎖された橋の下をすり抜け、ひたすら下流に向かって川を泳ぐ鯉。
鯉の品評会では、鯉の斑点模様をコールタールで塗ってごまかす手法がある!というのがキーポイント。『時計仕掛け』という意味深な類似タイトルだが、オレンジとりんご、話は全く関係がない。
それでも懲りずに、さそうあきらの漫画『俺たちに明日はないっス』という類似タイトルに目を留めた。
1967年製作のアメリカン・ニューシネマ『俺たちに明日はない』
もちろん、『ないっス』とは関係ないっス。
さそうあきらは『神童』という漫画で手塚治虫文化賞を受賞しているが、さそうあきらの「漫画原体験」は梶原一騎である、という。いいよね、梶原一騎。
『神童』で少女が弾くピアノの音色をは魚たち。この絵、美しい。
さそうあきら『俺たちに明日はないっス』『神童』は、どちらも映画化されている。
『ないっス』は、必ずしも普通ではなく若くもなく美形でもない男女があっちこっちの方角に向かって突進し、組み悶えて迷える子羊となっていく”性春”を描いた短編集なので、映画ではどの話を選ぶのだろうか、そして漫画の性描写を巧いこと不快感のない実写にできているのだろうかと考え、見るのを躊躇している。
そんな夜更けに、残念なモノを発見した。
イナズマ級の衝撃が走ったのは、カップ麺「進撃の巨人ラーメン」にお湯を注いだ時である。
ラーメンどんぶりの応募期限は、とっくに過ぎていた。残念だ。
実は賞味期限も過ぎていたカップ麺を食べ、寝落ちして夢を見た。
数人の仲間と、とある居酒屋を“軽〜く“爆破して乗っ取り、翌日からそこで楽しく和気あいあいと働くという夢だった。
仲間の構成メンバーをはっきり思い出せないが、一つ断言できることは「坂上二郎がいた!」ということだ。
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